【浦添】まさに重力無視状態!「超革命型かぎやで風」を繰り出すのは世界大会をも沸かせた実力者だった!

2020.3.9

沖縄の結婚式の定番・かぎやで風を、常人ではありえない体勢から繰り出す上地陽史さんのお話です。 令和の革命バージョンです。

みなさん、かぎやで風はご存知でしょうか?

そうです。あれですね。沖縄の結婚式の定番の踊りです。

早速ですが、かぎやで風を踊る人を見ていただきましょう。

さかさま!!

こうなって、
こうなって、
こう!!

まさかの光景に頭が追いつかないので、動画で見ていただきましょう。

背筋ぴーん!!
特別カット版で舞台袖からのアングルもどうぞ。

ツイッターで700リツイートのプチバズり!

この筒状の器具はラートといいます。いろんな回転技やアクロバットを決める、ドイツ発祥の体操競技。日本勢の活躍も目覚しく、現在の世界チャンピオンは日本人の高橋靖彦選手です。

「伝統芸能×ラート」で、結婚式をあっと言わせたのは、浦添市に住む上地陽史さん。
この時の動画はツイッターで700回以上リツイート、約4万7000回再生され、いわゆる「プチバズり」を起こしました。

実は競技人としても優秀な成績を収めており、全国大会では最高8位、2019年に秋田県で開催された世界大会でもエキシビジョン枠で演技を披露している上地さん、さっそく話を聞きに行きました。

逆さまのままの上地さん。普段は大工さんで、そろそろ独立するところです。

出会いは大学の時「本当はダンスをやるつもりだった」

-これまたどうしてラートを始めようと思ったんですか?
「(12年前の)琉球大学の1年生の時、友人から体操部に誘われたのがきっかけです。もともとはストリートダンスをやりたかったんですよ。ずっと憧れていまして。で、その友人と2人でダンスを始めるつもりが『体操部に入らないか?』と。ちょうど体操部にダンスができる先輩がいて『ダンスやりたいんならそれはそれで教えてあげるから』との言葉にも後押しされて、体操部に入りました」

-それでずっと今も続けてるのって、すごいですよね。
「やったら楽しくて。そして難しいですし。難しい技を一つ一つ覚えていって少しずつ上に行こう、っていう感覚に達成感があります。ラートを通して沖縄県外にも多くの友人ができました」

ラートかぎやで風誕生は「面白演技の試行錯誤」がきっかけ

-ラートかぎやで風は、どうやって生まれたんですか?
「最初は真面目にラート競技に臨んでいたんです。現に一昨年まで選手として出場していました。ただ3年前に、ある大会のエキシビジョンで面白い感じの演技をしたらウケまして。そこからですね。いろいろ試行錯誤をしているうちに、開発したうちの一つです」

-世界大会ではどんな演技をしたんですか?
「ハムスターの格好して、アニメ・とっとこハム太郎の曲で演技しました」

世界大会で演技した時の動画です。

世界中のラートファンに中継され、驚きのコメントが溢れています。

「今、ラート界はしっかりと技を決めていくという競技的な側面がトレンドになりつつあるのですが、僕はやっぱりエンタメ志向が好きです。エンタメの方向でもラートが盛り上がっていけばと思っています」

-結婚式でのラートかぎやで風、大声援ですね。ネット上でも話題でした。

「沖縄のみなさん、やっぱりかぎやで風が大好きなんだなぁと思いました。ラートというスポーツの力を借りただけです。これからどんどん技を披露する場を作っていけたらと思います」

ラート、やってみよう!

せっかくなので、One Okinawaから長濱も、ラート体験をしてみました。

ずーっと「うっし、うっし」って言っていますね。なるほど、やっぱり30過ぎの素人には身体を支えるだけでも精一杯という感じです。筋肉の筋という筋が伸びきってしまいます。

最後に、上地さんにここ最近で一番の大技を披露してもらっておしまいです。
床に手を挟まないのか、頭から落っこちないのか、さまざまな心配をよそにひょうひょうと技を決めていく上地さんでした。

追伸:
人を楽しませるのが好きな上地さんは、YouTube上でネットラジオもやっています。
「ラジぎり」
http://bit.ly/2xeOhYC

(文・長濱良起/One Okinawa)