【ペルー⇔浦添】「私の居場所は…」エミリー・宮城・大城さん【県系研修生インタビュー②】

2019.12.9

県内各市町村で受け入れている県系研修生インタビューシリーズ第2弾!今回は、ペルー・リマ出身のエミリー・宮城・大城(Emily Miyashiro Ohgusuku)さんです!

父方のルーツは浦添市屋富祖、母方は南城市佐敷をルーツにするエミリーさん。浦添市の研修生として、同じくブラジルから来たカロリナさんと一緒に、クラスで三線、舞踊など琉球文化に触れながら、自分の居場所を再確認していると笑顔で語ってくれます。

エミリーさんはウチナーンチュ4世です。

私の居場所はここにもあるんだな・・・

クラスで文化を学べるのもいいけど、もっといいのは、自分の生活が「沖縄の一部」になっているように感じることだとか。

「日常生活がここにあり、市役所に出勤して皆とおしゃべりしたり。道でばったり親せきと会ったり。自分の居場所は沖縄にもあるんだなって感じます」と話してくれました。

やっと見つけた「足りなかったもの」

「ペルーで生まれ育っても100%のペルー人ではないと感じるんです。友達と見た目が違ったり。(祖父母を)『おじー、おばー』と呼んだり」と言うエミリーさん。

ペルーでは自分には何かが足りないと感じていたそうです。

その何かは、沖縄でしか見つけられないものだと思います。沖縄に来て、自分自身をもっと理解できたような気がします」

研修生として感じ、学んだことを、故郷リマに帰って家族や友達と分かち合い、地元を勇気づけたいと話してくれました。

ペルーから来る多くの県系人らが困っていること

最後に、沖縄県民に伝えたいこととして、世界各地から沖縄に帰郷するウチナーンチュの多くが抱える共通の悩みについて話してくれました。

エミリーさんの先祖はペルーで姓を「Ohgusuku」と登録しました。ところが日本の戸籍では「おおしろ」となっています。

このように同一人物でも、それぞれの国で登録された読み方やスペルが違うために、家族のルーツ探しが難航することがあるそうです。

「どの名前で探せばいいか分からなくて。こういう問題で困っている人がペルーにもたくさんいます」とエミリーさんは訴えました。


感情豊かに生き生きと話してくれるエミリーさん。彼女の姿はまぶしく輝いて見えました。

自分のルーツへの愛着や情熱を大切に心に持ち続けることは簡単なようで難しいと思います。生活している国とルーツの国との距離や関係性、時代背景によっては不可能となることも。。

かつてはエミリーさんのお父さんも研修生として沖縄に来ていたそうです。地球の裏側に渡った移民との関係を長年にわたり大切にしている沖縄県の研修生制度は本当に貴重だと思います。より多くの世界のウチナーンチュにこの機会が巡っていってほしいです!

(映像・文 李真煕 /One Okinawa)