ブランドンイン

【ハワイ】ハワイ4世オキナワンはなぜウチナーグチで歌うのか。シンガーソングライター ブランドン・インさん

2019.10.30

ハワイアンやレゲエを織り込んだ軽快な南国サウンドに乗るリリックはなんとウチナーグチ(琉球諸語、沖縄方言)。北中城村がルーツだというハワイの県系4世ミュージシャン、ブランドン・インさん。なぜウチナーグチで歌うのか。聞いてみました。

全曲ウチナーグチの音源をリリース

インさんという名字は中国系の名前。母方が沖縄系で、大城さんといいます。
沖縄県立芸術大学で琉球古典芸能を学んでいたこともあります。その後、沖縄県内の小学校で英語を教えていました。

そんなブランドンさん、2016年に6曲入りのアルバム「てぃーち」をリリースしました。

1.Gashimayaa ガチマヤー
2.Buusaa ブーサー
3.Shimakutuba しまくとぅば
4.Taa yaga? たーやが?
5.Mooashibi もーあしびー
6.Tinsagu nu hana てぃんさぐぬ花

全曲ウチナーグチで歌います。

ウチナーグチへの想い

沖縄の小学校に勤務していた時、子どもたちがウチナーグチを話せないことを寂しく感じたといいます。言葉は文化。言葉が失われると沖縄の文化が失われると危惧しました。
英語とウチナーグチを両方学べるようにと、教材用の音楽と映像を作ったのは2012年のことでした。

「特に沖縄の若い人は、ウチナーグチを古い時代にあった言葉、おじーおばーしか使わない言葉、という風に考えているかもしれません。だけど今もこうやって使える言語だよというメッセージを伝えたり、雰囲気作りをしたりしたいです」

それでは、歌っていただきましょう!

アルバム「てぃーち」のファーストチューンでもある「ガチマヤー(食いしん坊)」を歌ってもらいました。冒頭の動画でチェック!

(ウチナーグチ→日本語訳)
今日家に帰る途中で良い匂いがしたんだ
何だったかな?
本当に良い匂いだった
あなたが作ったものだったんだけど

チャンプルーだったかな
イリチーだったかな
それか沖縄そばだったけな
だけどねさっき
たくさんごちそう食べてきちゃった
どうしよう 食べたいな

だけどもうおなかいっぱいなってる
どうしよう 食べたいな
どうしよう うわぁ大変だ

ブランドン・イン Brandon Ing
アルバム「てぃーち」
AmazonでCD販売の他、iTunes, Play Music, Spotifyなど各サイトで配信中

(文・長濱良起/One Okinawa)